呼吸器内科
呼吸器内科
発作的にゼーゼーヒューヒューといった音(喘鳴)がして息苦しくなるとともに、せきや痰(たん)が出る症状を不定期に繰り返す病気です。正式には気管支喘息といい、夜間や早朝に出やすいのが特徴です。
慢性的に炎症を起こしている気管が何らかの刺激で発作的に狭くなることによって喘息発作を起こします。原因となる刺激にはチリやダニなどのハウスダスト、タバコの煙、カビ、ストレスなどさまざまですが、原因が分からないこともあります。
発作が起きれば即効性のある気管支拡張薬を吸入しますが、症状が落ち着いても気管の炎症は続いています。放置すると気管が硬く狭くなって元にもどらなくなる恐れがあるため、ステロイド薬などで炎症の改善を図る必要があります。
日本では喘息患者が増加傾向にあり、高齢者を中心に年間約2000人が喘息発作で亡くなっています。小児喘息も増えており、特にアレルギーやアトピー性皮膚炎の子どもは発症のリスクが高まります。ただ、喘息でなくても喘鳴を伴うよく似た症状が出ることがありますので、しっかりした診断が必要です。
鼻からのどの奥までの上気道が狭くなって、睡眠中に無呼吸を繰り返す病気で、さまざまな合併症を起こします。女性より男性がやや多く、男性では40~50代、女性では閉経後に増えます。
上気道が狭くなる最も多い原因は肥満ですが、肥満でなくても、扁桃腺肥大や鼻中隔湾曲で鼻の中の空気の通りが悪いことや、あごが後退していたり小さかったりするのも原因になります。
いびきや夜間の頻尿、日中の眠気、起床時の頭痛などの症状が出、高血圧や心筋梗塞、脳卒中を起こすリスクが3~4倍に高まるとされます。
治療ではCPAP(シーパップ)が効果的です。睡眠中にマスクを装着して空気を送り込み、その空気圧で気道を広げる装置です。下あごを前方に移動させるマウスピースもあります。いずれも根本治療ではありませんので、生活習慣を見直し肥満解消を図る必要があるでしょう。